劇場アニメ 三国志 
超豪華声優陣のヤツです。
劉備役にあおい輝彦さん、曹操役に渡哲也さん・渡瀬恒彦さんですからねー。

全三部構成になっています。第一部が黄巾の乱・桃園の誓いから呂布の死までで、
第二部が反曹同盟から周瑜の憤死まで、第三部が劉備軍の征蜀から孔明の陣没
までになっています。

個人的な見解では、各部毎に「主人公は誰か?」と考えると(俗っぽいですが)、
第一部=劉備 第二部=孔明 第三部=鳳姫 ではないかと思います。(鳳姫とは
この作品のオリジナルキャラで関羽の義理の娘・なんと武芸は馬超に匹敵するほど!)

この作品は何と言っても演義ベースで、しっかり劉備よりな基本的作りになっている
のですが、桃園三兄弟の絆の強さが他の作品とは比較にならないほど濃く表現され
ています。
もう、第三部で、関羽・張飛と次々に死別していく劉備はホント哀れっぽいです。

あと、準主要キャラで光っていたのは陳宮・張遼・馬良ですかね。
特に第一部では陳宮が大活躍(主要キャラといっていいかも)、ファンの人は是非
見てください。ファンじゃない人も見ればきっと好きになるハズ。私もそうだ!
張遼はもちろん関羽との友情。関羽の首が曹操の元に届けられた時、喜んだり安堵を
もらす群臣中でただ張遼だけは過去命を救われた瞬間(白門楼)を思い出している
のでした。シブいですぜ。
馬良は第三部にて登場、夷陵の敗戦時に退却して行く劉備を無事に逃がすために
ひとり残って呉軍を防ぎとめ、そのまま果てたのでした。
(あ、夷陵戦で死亡ってことはココは正史準拠ですね)

あとは、馬謖はやたらサワヤカ好青年、馬超はただひたすらに体育会系(そしてチョイ役)
そして演義通りの大活躍を見せる曹豹!
「おのれ、わしは陶謙公の旗本であったのに、あんなよそ者のならず者に・・・」
とシナリオ通り呂布を招き寄せ逃走する張飛を追いかけ、激しい一騎討ちを繰り広げる
のです!
・・・・・・・・・・・・結果はマァ・・・。



水滸伝 
「ジョイ・ウォンの水滸伝」ではありません。この作品はレンタルビデオ店なんかでも
あまり見かけないので、御存知無い方多いかと思いますので、ストーリから説明して
いきます。

この作品の出だしは、高キュウ率いる官軍が梁山泊征伐に失敗し、懐柔作へと
切り替えようとしているというところから始まっているので、第八十回直後のオリジナル
ストーリーではないかと思われます。
で、高キュウは親善的な武術試合を梁山泊一党に申し込み、宋江と主要な頭領が
下山したときに宋江を捕らえ、その隙に梁山泊を攻め滅ぼそうと企てるのです。

武術試合の代表は、燕青・魯智深・史進・武松・石秀の五人です。
先行して宋江と燕青が下山するのですが、まんまと高キュウの策にはまり宋江は
拉致されてしまうのでした。
責任を感じた燕青は武術試合直前に、ひとり宋江を探しに行ってしまうのです。
裏では宋江が誘拐されたことを知り、動揺する梁山の水塞に官軍の部隊が進行を
開始していました。

宋江が見つからないまま、武術試合が始まってしまいます。
高キュウ側は任原(アノ任原です!)率いる達人五人。
第一試合は、魯智深対孫振。 魯智深は例の禅杖、孫振は双鉄戟の使い手です。 
次いで二試合目は、棍の史進対鉄鞭の李廷飛。
ですが行方知れずの宋江の安否が気にかかり、二人とも存分に戦えず二連敗を
してしまいます。
あと一戦負ければ敗北が決まってしまう第三試合目。 武松対韓達。 
韓達は刀の名人で武松は押され気味になるのですが、そこに燕青が宋江を救出し
戻ってきたのです。
宋江の無事を知った武松はもう何も臆するところは無く、酔拳を用いて韓達を破ります。
裏では梁山泊本拠の戦闘ですが、軍師・呉用を筆頭に、留守を守る盧俊義・李逵・
扈三娘・関勝らの活躍で、なんとか官軍を破ったのでした。
四試合目は、石秀対彭麟です。 
互いに白打(素手)の格闘戦ですが、石秀が勝ちをあげて二勝二敗になります。
ついに大将戦、燕青対任原。 
やはり互いに白打ですが、任原は時折投げ技や組み技も使います。(さすがもと力士)
しかし、やはり燕青の敵ではなく、任原も敗れ梁山泊の勝ちとなったのでした。メデタシメデタシ。

と、まあこんなストーリーなのですが実はひとつ肝心な骨子を抜いてあります。
残りは是非ビデオでご覧になって楽しんで下さい。

上に名を出した以外の人物では、時遷・載宗・阮小二、小七・索超・花栄・周通らが
出ているらしいのですが、人物によっては誰が誰だかわからなかったりします。
エンディングのスタッフロールで名前が出ているので確認は出来るのですが・・・。



水滸伝 決戦!!白龍城 
黒旋風 李逵が主人公というちょっと珍しい映画です。
物語の舞台は江州で李逵と宋江と戴宗が出会うくだりです。

この作品の李逵はやっぱり少し主人公補正(?)がかかっていて原作ほどの殺伐さは
薄れています。
地元で親の薬代を稼ぐために盗賊を捕らえて賞金を得て、住民たちから英雄扱いされたり、
亡父の借金のかたに売り飛ばされかけていた女性を助け、彼女とのロマンスがあるなど
李逵らしからぬエピソードが盛りこまれています。(親思いは原作もありましたが)

この映画の特徴は、黄文炳が少し変わった役になっているところですね。あんまり書くと
ネタバレになるんですが、ある含みを持って李逵に近づき、親友という。
まぁベタと言えばベタな構成なんですが。

あとツッコミどころとして宋江が例によって詩を書いた事によって捕まり、戴宗が梁山泊に
助けを求めに走るんですが、その時の梁山泊に孫二娘とか楊志がいるんですが・・・
えーっと、二竜山は??(笑)

まぁわかりやすい映画なので楽に見られますよ。私のオススメしたいところは物語の一番
最後で李逵の結髪がほどけて、ざんばら髪になるんですがそれがメチャカッコ良いんです!
もうゴハン三杯はいけるぐらいのカッコ良さですよ!(壊)


三國志シリーズ コーエー
三国志モノのゲームといえば先ずはこのシリーズのどれかに当るのでは?
2004年9月現在、シリーズも「〜]」まで出てますが、とりあえず伊谷の私的ランキング
では

1:三國志X―――勇名システムが良い!武将を育てる楽しみ。
2:三國志U―――初めて遊んだのがコレでした。ファーストインプレッションは強い!
3:三國志Y―――全体の雰囲気とかが好きです。異民族の扱いが上手い。
4:三國志W―――SFC・PC・GBAとあらゆる機種で遊びました。内政が楽しい。
5:三國志V―――完成度はかなり高いです。やりこめる深さも備えてます。
6〜:三國志T・Z・[―――未プレイもしくは触った程度なのでコメント不可です。
となっております。
世間的には、U・V・Xあたりが人気の様ですね。


三國志X
とりあえず、ランキング一位のXから語っていきますか。
箇条書きでいきます。

良いトコロから
○勇名システムと陣形が面白いですね。B級・C級武将でも率いる兵数と陣形が増えると
 使えるようになるので、お気に入り武将を育てまくりました(私の好きな人物はB級・C級
 の能力が多い・・・)。
○新武将作成時に、君主・配下の区別が無くなった。
○負傷兵の概念。こうゆうのが無いと戦争するメリットって薄くなりますもんね。

イマイチなところ
●全体に兵数が多すぎるのでは?一国しかないのに兵力十万とかは・・・。
 一部隊のMAX兵数は二万じゃなくて一万くらいで良かったかな、と。
●COMのウソ臭い動き。1ヶ月で10回も流言してこないで下さい。

※バグか??
ゲーム開始直後、あちこちの都市にランダムで予備兵が(自都市には100%いない)。
ゲーム買ったばかりの頃にはこんな現象無かったはずだし、友人に訊いてもそんなの
無いって。とりあえす「流民システム」と名付けつつも今もって謎のままです。

お気に入り顔グラフィック
・張允―――あの虚ろな表情がたまりません。



三國志Y
〜顔グラフィックについて〜
私が歴史イラストを描く時に資料としてよく使う本があります。
「中国古代甲冑図鑑」と言う物ですが、中国の各時代ごとにイラストあり
写真ありで甲冑が載せられており大変重宝している一冊です。

こういう本です。

何故、こんな事を書いているのかと言うと、この本の中のイラストで描かれている
武人と、三國志Yに登場する武将のグラフィックに良く似たものが多いなと言う事を
発見してしまったわけです。
百聞は一見にしかずと言いますし、比較して見てもらう事にしましょう。

比較表

断っておきますが、私は「三國志Y」と言うゲームは大好きです。
PC版で遊び倒しましたし、今もPSP版で遊んでいます。
システムも好きですし、音楽やゲーム中の雰囲気も好きです。
顔グラフィックもシリーズ中で好きなものが多いです。厳顔や呂布はケータイの待ち受けに
したいくらいお気に入りです。
それだけにコレを見つけたときは驚きでした。
何と言いますか・・・偶然ってあるもんだなぁ、と。・・・・・・苦しいですか?