中学2年のときに「横山光輝 三国志」で歴史にハマって以来、ず〜っと三国志一筋で
三国志モノの本ばかり(「項羽と劉邦」を少し読んでたけど)読んでいたのですが、何故か
急に他の時代も読んでみたくなった時に、古本屋で見つけ全巻まとめて購入し読み漁った
本です。
神話時代から宋の滅亡までが書かれています。
で、小説形式で書かれているわけで楽しみながら、かつ解り易く読めるわけです。
そりゃもうなが〜い歴史がえがかれているのですから、登場人物も沢山出てくるわけですが
主要な人物はちゃんとキャラが立っていますので読み易いですね。
ただ、陳先生はもともとミステリー物の作家でしたので、歴史物をお書きになられてからも
多分に謎解き的な要素を盛り込まれていることもあるわけで、また闇同盟とか八百長の
戦争など独自の解釈もいれておられるので、これだけを読んで、歴史を勉強し尽くそうと
するのはダメダメです。お気をつけ下さい。
自分にとってこの本はやっぱり基本になっているので、何度も読みましたし今でも読み返して
います。
この本に出会わずして、今の自分は無いといえる一冊ですね。
かなりのお薦め度です。 未読の方はどうぞ。
|