唐の武将・尉遅恭(字:敬徳)です(585〜658)

もとは隋に仕えて反乱討伐などに従っていましたが後に群雄・劉武周の配下になります。
やがてその劉武周が唐に敗れると、尉遅敬徳は李世民に降ります。

李世民が兄・李建成、弟・李元吉と皇位を争ったいわゆる「玄武門の変」の際には、勇猛を以って知られた李元吉を射殺し、李世民の即位に大きく貢献しました。

その武勇は神がかっているとまで言われ、多年を戦場で過ごしながら、身にはかすり傷ひとつ負わなかったと言う伝承まであり、“神勇”と形容されています。

ただ晩年は全ての地位を捨てて引退し、神仙の道を修行しながら、音楽や囲碁を楽しみ静かに生涯を閉じました。

ガタイのめちゃめちゃ良いオッサンを描きたいと思って、誰が良いかなって考えたんですが、思いついたのがこの尉遅敬徳でした。
鎧着させてますんでわからなくなってますが、筋肉の付き方は普段の絵の比ではありません、実は。


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