水滸伝より、地理星・九尾亀の陶宗旺です。
席次は第75位、梁山泊の城垣の築造監督が普段の役職です。

黄門山で強盗をしていましたが、もとは光州の出身で農民だったと言います。
そのためか武器も鉄鍬という農具っぽい物を扱っています。

しかしこの“鉄鍬”と言う武器、“くわ”なのかそれとも“すき”なのか、あるいはまったく別の形の物なのか。
宋代の農具の資料とか手元に無かったですし(でもイラスト描きたくなったら止まらない・笑)
とりあえず「李志清版 水滸伝」のマンガで描かれてたのを見て描いてみました。
だからこれからまた陶宗旺を描く機会があったら、武器の形が変わってしまうかもしれません。

あともうひとつ謎なのがあだ名の<九尾亀>。
この由来もよく分からないんですよねー。
霹靂火とか、活閃婆みたいに性格とか特技とかを表わしてるものでは無さそうだし。
ってことで九紋竜みたいに容姿に由来する系かなとかってに考えてみました。
九尾の狐の亀版みたいなのが刺青されてるのかなとか、武器に九尾亀が彫りこまれてるのとか色々考えたんですが、結局髪型に反映させるコトにしました。
髪全体を編み編みにして亀の甲羅っぽく、それを頭頂で4本に、うなじで5本に束ねさせて、合わせて九尾っぽくと、なんか余計に意味のわからんデザインになってしまいました。

このイラストは当サイトの30代目TOP絵として使用していました。