陸秀夫、字は君実。1236〜1279。
南宋末期の人物です。

南下してきた元軍に対し、宋朝は降伏。
しかし、陸秀夫・張世傑らはそれを良しとせず、幼い皇族の兄弟を連れ海上へ逃げ宋の命脈を保とうとしました。
兄・益王(端宗)が病死すると弟・衛王を擁立、陸秀夫は右丞相に就きます。
しかし1279年、元軍の猛攻の前に宋朝海上政権は進退を窮めてしまい、意を決した陸秀夫はわずか9歳の皇帝をその背に負い、ともに船上から大海へ身を投げました。
これをおって入水した宋の官員は、男女の別なく数万人を越えたと言われています。

文天祥・張世傑、そしてこの陸秀夫の三人を亡国の際にその身を投げ打って忠義を示した『三傑』と呼ぶようです。

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