王莽は前漢を簒奪し新王朝を立てた人物です。
字は巨君、前45年〜23年。
在位は8〜23年です。

若い頃は、皇后となった伯母の七光りで高官に就く一族の中でも不遇の境遇にあったり、身を慎んで出世の糸口を自ら作ったりとかなり面白い生き方をしている人物です。
やがてだんだんと黒い部分が出てきて皇帝の地位を脅かしだして、というまさに波乱万丈な人生。

古代の周の時代を理想として、それを現実の政策や社交構造に組み込もうとしたために破綻が生まれたという『古くさい人物』というイメージでイラストもちょっと色あせ気味な配色にしてみました。
けっしてミスって全体的に浅い色使いになっちゃった!とかではありません。

このイラストは当サイトの59代目、TOPイラストとして使用しました。