國士無
俗に云う「亥下の戦い」も終わり、項羽の身もほどなく捕らわれようという
安息を目前にしたひととき。
漢軍の被害を報告に来た兵に韓信の対応は・・・。

国士無双と称えられ、不敗の戦神のようにいわれる韓信。
しかし彼の目は兵士ひとりひとり、戦争に携わる全ての人間を映し出していた。
そこに彼の戦争の強さがあったことも悲劇といえるのではなかろうか・・・
伊谷はそんな韓信像を描いてみたかったのですが・・・。